この記事では「CONCATENATE関数の使用方法」を紹介します。
別の記事で、実務直結の「VLOOKUP関数の使用方法」を紹介しました。
VLOOKUP関数を使う時にCONCATENATE関数知っているだけで、複数条件でデータを抽出する時に、今まで手作業でコツコツと対応していた手間のかかる作業が一瞬で終わるので、自分の業務を効率よく回す事が出来ますよ!
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VLOOKUP関数で使えるCONCATENATE(=コンカティネート)関数ってなに?
関数のCONCATENATE(=コンカティネート)関数の特徴は上記の画像で黄色のマーカーで引いている通り、
「複数の文字列を結合して1つの文字列にまとめる」
この「1つの文字列にまとめる」というCONCATENATE数の機能がVLOOKUP関数を使う時にめちゃくちゃ使える関数なのです。
では、実際にどのような時に使えるか例を見てみましょう!
CONCATENATE(=コンカティネート)関数がVLOOKUP関数で活躍するパターン
「VLOOKUP関数の使用方法」を紹介した表を例に紹介します。
上記のVLOOKUP関数では、A3セルの<商品A>を検索値としてB3セルに商品Aの<商品売上>を計算式で算出しました。
次に商品Dの商品売上を抽出したいとします。
すると、画像の中の右側の表をよく見てみると、商品Dを販売している営業地域が2つあります(北海道・千葉)
では、千葉の方の商品Dの商品売VLOOKUP関数で抽出するにはどうすればよいでしょうか。
そんな時に大活躍するのが、CONCATENATE(=コンカティネート)関数です!
CONCATENATE関数を使って、VLOOKUP関数で複数条件で検索する方法
CONCATENATE(=コンカティネート)関数を使って千葉の商品Dの商品売上を抽出してみましょう!
複数条件で検索する為にまず検索値となるA3セルに記載する内容を変更しました。
今回は営業地域+商品名で検索したいので、検索値となるA3のセルには<千葉商品D>と記入しておきました。
複数条件でVLOOKUP関数を使用する時にはもう少し下準備が必要となるのですが、ここでCONCATENATE(=コンカティネート)関数が活躍します。
VLOOKUP関数では検索値と参照範囲の左端となる箇所に完全一致となる情報が必要となる事は以前にも紹介しました。
今回の検索値となるのは<千葉商品D>ですが、参照範囲には<千葉商品D>と完全一致する情報が記載ありませんので、このままだとVLOOKUP関数が機能しません。
しかし、少し頭を柔らかくして考えて下さい。
そうです。参照範囲に完全一致する情報がなければ自分で完全一致する情報を準備すれば良いのです!!
今回はD列が空いているのでD3セルにCONCATENATE関数を入力していきます。
D3セルにCONCATENATE関数を入れられたら、右側の表の<営業地域>と<商品名>を1つの文字列にするために、文字列1に営業地域(E3セル)・文字列2に商品名(F3セル)のセルをそれぞれ指定してください。
D3セルにCONCATENATE関数を入れられたら、画像のように<北海道商品D>表示する事が出来ました。
これがCONCATENATE関数「複数の文字列を結合して1つの文字列にまとめる」特徴です!
後は、D3セルに入れた関数を下の表までコピーします。
これで、A3セルに記載した検索値、営業地域+商品名の<千葉商品D>とそれに対応する参照表で完全一致となるデータの列が完成しました。
後は、いつも通り、VLOOKUP関数をB3セルに商品売上が抽出されるように引数を入れていきます。
=VLOOKUP(A3,D:G,4,0)
今回注意してもらいたいのが、参照範囲と列番号の引数です。
参照範囲は検索値と完全一致となるようにCONCATENATE関数を用いて作成したD列を一番左端にくるように設定しています。
また参照範囲がD列からになっているため、D列から数えて商品売上が4列目になるので
列番号の引数は4と入力しています!
正しくVLOOKUP関数を使用できていれば、上記画像のようにB3セルに千葉の商品売上が表示されています。
仮に、商品Dだけを検索値としていたら、北海道の商品Dの売上が表示されてしまっていましたね。
このように、VLOOKUP関数を使用する時に、複数条件がある時は、CONCATENATE関数を用いて、データの情報を整える事が出来ます。
終わりに
この記事では「CONCATENATE関数の使用方法」を紹介しました。
CONCATENATE関数は「複数の文字列を結合して1つの文字列にまとめる」ができます。
この関数を上手く使いこなす事が出来れば、VLOOKUP関数での複数条件で検索する時にすごく役立ちます。
その為、CONCATENATE関数を使いこなしてVLOOKUP関数をサクサク使ってみてくださいね!