この記事では「RIGHT関数の使用方法」を紹介します。
別の記事で、実務直結の「VLOOKUP関数の使用方法」を紹介しました。
RIGHT関数を知っているだけで、今まで手作業でコツコツと対応していた手間のかかる作業が一瞬で終わるので、自分の業務を効率よく回す事が出来ますよ!
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Excelで使えるRIGHT関数ってなに?
関数のRIGHT関数の特徴は上記の画像で黄色のマーカーで引いている通り、
「文字列の末尾から指定された文字数の文字を返す」
この「文字列の末尾から指定された数の文字をかえす」というRIGHT関数の機能が1つのセルの情報から一部切り取る際にめちゃくちゃ便利なのです。
文字列の先頭から指定された数の文字をかえすを行いたい場合はLEFT関数が使えます!
僕も業務でデータを抽出して加工する事があるのですが、結構な頻度でこのRIGHT関数を使用しています。
関数ですが、非常に使い方は簡単ですので、一度慣れたらサクサク使えるとますよ。
例の資料を作ってみたので、そちらの事例で使い方を確認していきましょう!
RIGHT関数を使って1つのセルの中に記載されている情報を切り出す
RIGHT関数は要は、関数を使って指定の場所の情報を「右(末尾)から数えて指示された数だけ切り出す」という事が簡単に出来ます。
例えば、下の画像の表のように、商品名に記載されている情報から商品名は除いて純粋な品番だけ切り出したいという時があると思います。
RIGHT関数は「右(末尾)から数えて指示された数だけ切り出す」という事でしたので指示する数だけ確実に指定してあげれば簡単に出来ます。
「右から数えた指示数」というのも重要なので実際に行って確認していきましょう!
実際にRIGHT関数を使ってみよう!
G3セルにB3セルに記載されている商品名の「1234-56」切り出したいとしてRIGHT関数を使って切り出ししてみます。
B3セル記載の「1234-56」は右から数えて、文字数「7」である為、関数の文字数の箇所には「7」と記載します。
後は、エンターを押下するとと以下の画像のように表示されます。
上記の通り、B3セルから正しく「1234-56のみ」を切り出しに成功しました!
右から数えた指示数だけ確実に対応してあげれば非常に簡単にRIGHT関数が使えますね!
後は、G3セルに記載した計算式をG4~G5へもコピペしてあげれば、うまくいくとそれぞれの商品名の品番を抜いた状態で切り出せるはずです。
!?
???
なぜ、1234-56の切り出しはRIGHT関数を使って上手くいったのに「2345-6789」や「3456-78777」ではは上手くいかないのでしょうか。
先程のG4・G5 セルにコピーして貼り付けしたRIGHT関数を確認すると以下のようになっていました。
=RIGHT(B4,7)
=RIGHT(B4,7)
1234-56が7文字だから「5-67889」や「-787777」と変な文字数を切り出ししていたのですね!
という事で以下のようにそれぞれ正しい指示数に変更しましょう。
=RIGHT(B4,10)
=RIGHT(B4,11)
うまく表示されました!
実務では、コピペしてすぐに数字が表示されると正しいように思えますが、今回のように関間違っている場合があるので確認は怠らないようにしたいですね!
- RIGHT関数は、右(末尾)から数えて指示された数だけ切り出す
- コピペする場合は、正しく表示されているかチェックを怠らない
【応用】LEN関数とFIND関数を組み合わせてRIGHT関数を時短
先ほど、G4・G5のセルにコピペして間違った数での指示数で正しくない商品名をを引っ張ってきていましたが実際の業務では、できる限りそのような事は避けたいですよね。
関数を入力をした後にチェックをするとしてもです。
そんな時に「LEN関数」と「FIND関数」と組み合わせてRIGHT関数を使用する事でが一気に時短とミスを無くせます。
FIND関数の説明は今回のLEFT関数の紹介では割愛しますので組み合わせ方法だけ紹介します。
LEN関数の使い方の説明は以前に紹介していますのでまだ知らない人は確認してみてくださいね。
要はLEN関数とFIND関数を使用する事で文字数の長さがまちまちであった箇所を「関数を使って自動で判断して対応してもらおう!」という事です。
但し、LEN関数とFIND関数をRIGHT関数を組み合わせて自動で対応する中でも、以下の前提条件の注意点があります。
- 対応したいセルの情報がすべて同じ法則で記載されている事
今回の商品名の例でいうと商品名の長さはそれぞれで異なりますが、商品名が「商品」+「半角スペース」+「品番」といった構成にしています。
この商品名がすべて、「商品」+「半角スペース」+「品番」といった構成になっている事で、一貫性があると判断できます!
それでは、RIGHT関数とLEN関数・FIND関数を組み合わせ以下の画像のように計算式を記載していきます。
計算式:=RIGHT(B3,LEN(B3)-FIND(” “,B3))
こちらの「LEN(B3)-FIND(” “,B3)」を指定しているのは、先ほどまでは文字数に合わせて数字を入れていましたが、数字を指定する指示の計算式を入れています。
要はざっくりと文字で説明すると以下のような指示をしています。
B3セルの文字数を調べて、そこから半角スペースを見つけたら、半角スペースまでの文字数を引き算した数をかえして!
つまり、「LEN(B3)-FIND(” “,B3)」は商品名の文字の長さ-半角スペースまでの文字数=右(末尾)から数えて返してほしい数という事ですね!
「” “」で半角スペースを見つけて!と指示しています。
「LEN(セル)-FIND(” “,セル)」という指示をしている事で毎回商品名によって、人が文字数を数えなくても計算式で算出できるという事ですね。
今回の計算式を用いて正しく商品名の「1234-56」のみ切り出しが成功しました!
あとは今回の計算式をG4・G5セルにコピペしたら完成です!
他のセルも正しく品番の切り出しができていますね!
最初は難しく思いますが、慣れたら一瞬で確実にできるのですごく便利ですね!
それもすべて一貫性のあるデータであったからできるので、まずは大前提として覚えておいてくださいね!
最初から取り組むとややこしくて挫折してしまうので、一つずつ進めていきましょう!
- 「LEN関数」・「FIND関数」とRIGHT関数を組み合わせて時短と正確性アップが可能
- 対応したいセルの情報がすべて同じ法則で記載されている事が前提
終わりに
この記事では、「RIGHT関数の使用方法」を紹介しました。
VLOOKUP関数とはまた用途が違いますがめちゃくちゃ便利な関数です。
本当に僕も業務で頻繁に使用している関数なので、ぜひ皆さんも習得して実務を素早く処理してサクサク進めてみてくださいね!